〈2023年11月11日〉
チケットは外れてしまったので、VRでオンタイムで鑑賞。その後、アーカイブも見ることができたので、備忘録として記録。
36歳にして初めての、誕生日当日のライブ。場所はBillBoard横浜。
Sinさん(キーボード)、notchさん(パーカッション)、伊平さん(ギター)の3人の演奏をバックに髪も衣装も派手に着飾ることなく、演出や照明も最小限に、歌に特化したライブで、バックの音が少ない分、ボーカルが楽器の音に埋もれることなく、いつもより際立って聞こえる。最後のあいさつで自分の紹介を「ボーカリスト」と言っていて、彼の中でも新たな挑戦であったのかもしれない。
ついこの前まで、シンフォニックのVRを見ていたので、目も耳も、あの華やかさに比べると少し寂しい感じもしたが、曲によっては厚い音では味わえない感動もあった。シンフォニックではコーラスの部分をオーケストラが埋めてくれていたのがとても贅沢だったが、今回は、ここに音が欲しいというところを自分の声で埋めていて、別の意味での贅沢だった。
セットリストはこちら(配信は②)↓
Happy Birthday
自分の誕生日に自分に向けて歌う手越君、かわいい。
SUPER SESSION
アコースティックな音のせいか、皆で乗っていこうぜ!ではなく、ソロ曲として聞かせるものになってる。アレンジや歌い方でこんなに変わるんだなあ。
JUST RIGHT
歌い方のアレンジやフェイクが自由すぎて気持ちがいい。
ごみ箱
ソロになってからも何度か聞いたけど、こんなに優しい歌い方だったかなあ。
Peaceful for you
前半のアコースティックギターだけの伴奏が美しすぎる。途中、伊平さんがコーラスのところを歌ってくれた。
サイダー
最初から最後までグランドピアノだけの伴奏。サイダーの泡の音が聞こえてきそうな穏やかな歌い方。きれいだ。
Come Back To Me
三つの楽器だけでも、こんなに多彩な音を奏でられるんだ...。編曲と演奏の技術の賜物だろうけど、おしゃれすぎる。
Ready Steady
One more timeすら歌ってしまう手越くん。ワイン片手に一緒に歌いたかった🍷
〈質問コーナ&スペシャルゲスト〉
2部のスペシャルゲストはベーシストの下野さん。
プレゼントに持ってきたワインを選んだ理由がすてきだった。エチケットの図柄から、下がった帆は必ず上がる。ライブで一緒に活動している方からの手越君のこれからへの期待を感じて、一ファンとしてもとても嬉しい。
御どれ踊れや己が苑
クラップで始まるの新鮮。曲が終わってSinさんが、疲れたよーという感じで両手をブラブラ振ってた。速弾き、お疲れさまです。
Lovin’You
アーカイブではなくなってた😢 今の彼だから歌える、包まれるような感じだった。
CLOSE CALL
前奏から後奏まで、エレキギターの音がめちゃくちゃ、おしゃれ。ギターと手越君の声だけなのに厚みがあるし、日本語の歌じゃないみたいに聞こえるのは歌い方かな? ノリかな? 今回のライブで一番のお気に入り。
OVER YOU(feat. マイキ)
本編最後の歌。これはやっぱり急き立てるようなドラムの音が欲しいかな。でも、これからも色々なシーンで歌われていって欲しい。バンドでも、オーケストラでも、ギターだけでも、ピアノだけでも、声だけでも。
HONEYYY
アンコール1曲目。この会場にぴったりすぎる。リズムに身を委ねてゆったりと酔える。
アダルトブルー
アンコール2曲目。この時点での最新シングル。この編曲だと懐かしい青春ソングそのもので、MVの若者たちが思い浮かんだ。
最初にも書いたように、彼の歌をたっぷりと味わえるライブだった。これが一番いいというわけではない。ダンスがあるのもいい。派手なバンドの演奏のバックもいい。オーケストラをしたがえて幸せそうに歌うのもいい。なにか一つ進むたびに、新しい面を見せてくれる。きっと彼自身も、同じものを更新するよりも、違う何かを見つけるのが楽しいのだろうと、語る言葉の端から感じる。一つのライブの中でも、一つの曲の中でさえも、いろいろな表現をしてくれる手越くんは、せっかちで飽きっぽい私をひきつけてやまない。そして、それを引きだしてくれたSinさんからの音楽のプレゼント、最高だった。(選曲、編曲、演出すべてSinさんプロデュース。)
手越くん、36歳のお誕生日おめでとうございます。これからの1年に咲く花は、どんな色かな、どんな大きさかな、どんな種類かな。きっと、私の知らない花を、思いもしなかった場所で見せてくれるんだろうな。楽しみです。
この下に書いてあることはちょっとネガティブなのだけど、自分の気持ちの整理のために書きました。
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