2ペプラ手越 -TWO MAN ZEP TOUR-

 

TWO MAN ライブも楽しかった!

手越君のライブに行くと、いつも「楽しい~」しか言葉が見つからないので、今回のライブはこんなところが、こんなふうに楽しかったということを、少しでも書き留めておこうと思う。

 

8月12日にシンフォニックコンサートがあったばかりなのに、その月末には全く違うものを見せてもらえるという贅沢さ。私の中にはFES文化がないので、去年のスペプラ手越FESでは長丁場に驚いたり、バンドの音の大きさに驚いたり、どう楽しめばいいのか迷いもあったけれども、今回はゲスト+オープニング・アクトだけというシンプルな構成で、私自身もライブの楽しみ方が変わったこともあって、参加した4日間、どれもわくわくでいっぱいだった。

 

フェスのイメージは、それぞれが自分のパフォーマンスを見せつけて、観客は興味がなければ外に出たり、座って喋っていたりしてもいいのかもしれないけれども(そういえば、数年前にNEWSが出たドリフェスのときは、途中で外に食べに行ったりしてる人もいたね)、「スペプラ手越」という番組で少なくとも1回は共演している方々なので、歌だけでなく、その時のトークから人柄もうかがえて、また会えたねという気持ちに観客としてもなることができて、そこが普通のフェスとは違って相手の受け入れが容易なのかもしれない。しかも手越君のファンは(まあ、多分、いろいろあったせいで)、手越君の関わる人には最大限の敬意を払う人が多いから、どの出演者の方も、「手越君のファンは優しい」と言ってくださって、こちらは普通に聞いているだけなのに、その辺が普通のフェスとは違うのかもしれない。

そして対バン相手の方も、手越君とは初めましてではないので、自分たちの持ち時間でもMCで彼のことを話してくれたり、コラボ曲も番組とはまた違うものを見せてくれたり、ちょっと嬉しい演出もしてくれたりと、主催者側の手越君のファンとして、とても温かい場所だった。

また、手越君自身のパフォーマンスも、ソロのコンサートに比べたら時間が短いはずなのに、前の二つのパフォーマンスを受けて、いつもとは違う熱さがあって、これでもか、これでもかと詰め込まれたパフォーマンスに、息ができないほどの興奮だった。

 

私が参加した4日間の感想。

 

8月31日

LEAD and バウンダリー

at ZeppHANEDA

オープニング・アクトのバウンダリーさんは手越君がYouTubeで曲を募集したときに応募したエピソードが印象的だったグループ。その時の曲「コネクト」を披露してくれて、歌詞が手越君の今にもつながるような内容で、彼のことを表面だけでなく、ちゃんと見て作ってくれたんだなと嬉しかった。見た目はちょっと可愛めだけど、パフォーマンスは自然体なのにすごく熱かった。

 

LEADさんは、番組を見てそのダンスと歌に惚れ惚れして、タワーレコード渋谷でのイベントに足を運んだほどだったので、今回のゲストの中では一番、楽しみだった。手越君が一緒に歌った「See Your Heart」、どうしても4という数に心が勝手に動いてしまうけど、ちゃんと1対3で、3人の調和が取れてるからこそ、手越君が入ることで歌もダンスも絶妙なバランスになって、かっこよかった。手越君のほうで歌った「モガケ!」も、ハモったり、フェイクを入れたり、ラップが入ったりと、1人で歌うのとは違う良い響きだった。

古屋さんが手越君に抱きついたシーンがあって、胸がきゅっとしてしまったが、でも、前とは違う。対等の立場でステージに並んでいて、ただの仲良しでもなく、お互いに技を出し合って、普段、見られないものを作り出すというプロを感じた。全員があの日、35歳だったというのも感慨深い。

ステージで、「モガケ!」歌ってみた、出します!と言って、本当に出してくれた。


www.youtube.com

 

 

9月14日

androp and ざきのすけ。

at Zepp YOKOHAMA

オープニング・アクトのざきのすけ。さんの歌のうまさにのけぞった。番組で見てYouTubeを見て気になってはいたが、生はぜんぜん違った。特にリズム感が私にすごく合っていて、オープニングからノリノリで聞いてしまった。感動しすぎてご本人に伝えたくて、休憩中に物販のところにいらっしゃるというので、手越君の挨拶終了と共に走り、写真まで一緒に撮ってもらって、ずっと聞いていきたいなあと思う。

 

andropさんはバンドだけど、耳が壊れないタイプと言ったら言い方が変だけど、穏やかな曲で親しみやすい。ボーカルの内澤さんの性格も出てるのかな。手越君のこともすごく認めてくれて、「僕もHONEYYYです」なんておっしゃって、勝手に仲間みたいな気持ちになってしまった。

手越君のパートで内澤さんとギターの佐藤さんと一緒に歌った「この手とその手」、2人の声とギターの音の重なりが歌詞にぴったりで感動してしまった。

 

 

9月26日

KEYTALK  and Crispy Camera Club

at Zepp DiverCity

Crispy Camera Clubさん、勉強不足で行ってしまったが、女性と男性の混合バントというのも、また良い。考えてみたら、私が行った日のオープニングは女性バンド→男性ソロ→男女バンド→男性バンドと、たまたまだが全部、違うタイプで、いろいろ見られて楽しかった。

 

KEYTALKさんは、ボーカルの友将さんと手越君は普段からゴルフに行ったり、誕生日に家に来て一緒に歌ってくれたりと本人同士の仲も良いし、私も去年のスペプラ手越フェスでも、この夏の巨匠大陸特別企画、黒船来航でもお会いしたので、曲も声も耳になじんでいて、コラボすら当たり前のもののように受け入れてしまった。贅沢になってるなあ。二人で歌ったラヴァゲラは、手越君のヒラヒラと友将さんのヒラヒラがぜんぜん違っていて、歌う人でこんなにも見える景色が変わるのが興味深かった。

八木さん、かっこいいね!

 

 

9月27日

BLUE ENCOUNT and  ペルシカリア

at Zepp DiverCity

ペルシカリアさん、元気すぎてギターの鳴っていないときすら、何を言っているか分からなかったが(もしかして、おばばに聞こえにくい周波数だったのかもしれない)、緊張して張り切り過ぎてしまったような一生懸命さがかわいかった。途中、楽器の演奏だけの部分があったのだが、ギターがめちゃくちゃ良くて、インストゥルメンタルでもいけそうだった。

 

BLUE ENCOUNTの田邊さん、番組で見ていた時からトークが面白いだけでなく、いろいろ考えている方だなと思っていたけど、最後の曲の前に、「状況を変えることはできないけど、そばにはいられるから」というニュアンスのことをおっしゃってて、正直で気持ちのよい方だなと、人柄がますます好きになった。手越君と喋り過ぎて時間を気にしてくれるような繊細さもあるのに、歌うとすごくパワフルで、バンドってメンバー同士のぶつかり合いで面白いものができるんだなと思った。コラボ曲のウインクも、おどろおどろしさよりも明るく楽しいハロウィンだった。

田邊さんとのトークショー、ありだと思う。

 

 

手越君のパフォーマンス

HanedaとDiverCityはいつものバンドメンバーと、Yokohamaはダンサーさんとのステージで、歌いまくり、踊りまくり。オープニング・アクトとゲストのステージの合間には挨拶に出てきてくれるし、コラボはもちろんのこと、最後の写真撮影まで、たくさんの手越君を胆嚢できた。歌って、踊って、喋って、本当にステージの上こそが彼の居るべき場所だと思う。

それぞれの日の、それぞれの曲については記憶力の限界を超えているので書けないけれども、ラスト2日でのDoLLs、その曲を作った経緯を話してくれて、あの曲を初めてCDで聞いたとき、彼もいろいろ言いたいことがあるんだろうなとは思ったけれども、それを直接、言葉で伝えることができなくて、歌にすれば伝わるかもと、歌詞はほぼ自分で書いたけど、でも、物議を醸しそうだから自分の名前は入れなかったと話していて、あの頃の彼の苦しい状況を私は理解していなかったのだと、申し訳ない気持ちにすらなってしまった。今、あの場所で成し得なかったことを、一つずつ、自分の手で作り上げてきたことに胸が熱くなって、そのあとで歌った「OVER YOU」の「あなたの思うように生きていいんだよ、ずっと」の歌詞で泣きそうになってしまった。あの頃があるから、今があるから、彼の歌う「あなたの思うように生きていいんだよ」はあんなに力強いパワーを私の心に飛ばしてくるのだと思う。

 

 

最後に

というわけで、楽しいだけでなく、いろいろな音楽に触れることで、またまた世界が広がった4日間だった。バンドと一口に言ってもいろいろなタイプがあるし、伝えたいことも伝え方も違うし、かつて苦手意識を持っていたのが嘘のように、それぞれの音楽を楽しむことができた。ソロの歌と、バンドの歌と、グループの歌と、そこにも伝え方の違いがあって、場所も羽田、横浜、お台場と、それぞれの雰囲気を味わえて、手越君と共にいる限り、変わり映えのない退屈な日常なんてないなと思う。

気に入ったものだけを見続けるのもいいかもしれない。でも、とりあえず、見てみることは大切だと思う。それが自分に合わなかったとしても、それを楽しむ人たちを見て、いろいろな好きがあることを認識するのはとても大事だと思う。

それに苦手と思っていたものが案外、心地よかったり、全く知らなかったところに、すごいすてきなものが隠れていたり、自分一人ではそれを探していくのは大変だけど、手越君と一緒にいると自然にそんな経験をさせてもらっていて、自分の人生が豊かになっていると思う。

ほんとにお得な推し活です。

そして、スペプラ手越という素晴らしい音楽番組を作ってくれて、本当にありがとうございます。