CHECK MATEライブ

 2023年4月12・13日(Zepp Haneda)

 2023年5月29・30・31日(Zepp Yokohama)

 

CHECK MATEライブの全体的なゆる~い感想

 

4月12日のツイート 「すっごく心地よかった」

初日だから、どの曲を、どういうふうに見せてくれるのか、期待と不安の入り混じる気持ちで始まったCHECK MATEライブ。しかし、1曲目のMAZE WORLDで高々と手を挙げて壇上に現れた手越君、そのあと、下に降りてきてMVを彷彿とさせる迷路のような雰囲気の照明の中で歌い、踊る手越君に、不安なんてものは一気に吹き飛んだ。

 

この日の一番の印象は、手越君がすごく大きく見えたこと。Zepp Hanedaのステージは前と同じ大きさだし、ステージ上にいるのはバンドメンバー4人と手越君だけだから、よりステージが広く見えてもいいはずなのに、その存在感が圧倒的だった。

 

そして心地よかった理由は、きっと無理がなかったせいだと思う。今までだって無理はしていないのだが、レベルの底辺が上がって、一生懸命さみたいなものが全く感じられない。だから何かに引っ掛かることなく、100%の安心感でいられたのではないか。歌がうまいとか、ダンスがかっこいいとか、顔がきれいとか、そんなのは当然にあるもので、その上に彼らしさを表現している余裕を感じた。

だから、大きくも見えたのかもしれない。

 

5月29日のツイート 「私史上、最高なくらい楽しかった」

シンフォニックを経て、オーケストラをバックにしてさえ、彼らしさを失わない手越君に、私も私のままでいいのだと、何かの呪縛から解き放たれたような、生まれたままのスマイルでダイブしたような、そんな感覚。

4月のライブに比べると、初めての方ばかりではないせいか周りのノリも良く、私もそれに乗っかって、一緒に振りをしたり、拳を突き上げたり、大きな声で歌ったり、自分の感情にしたがって素直に音楽を楽しむことができたのは、私のライブ参加史上、本当に初めてだったのではないか。手越君が、自分の思うように楽しんでいいんだよと言葉で伝えてくれていて、それがやっとこの日、私の中で体感として現れたのかもしれない。

 

この追加公演は当初、行かないつもりだったのに、マイキさんの出演を聞いて慌てて申し込んだのだが、この日、楽しめた一つの理由は、オープニングでのマイキさんのドラムを含むパフォーマンスがテンションを高めてくれたからかもしれない。マイキさんの歌声は柔らかくて、音程を滑らかにずらすように歌うのがたまらない。

アンコールでは、私にとって大切な曲の一つ「OVER YOU」の、作ったご本人との掛け合いの歌唱を生で見ることができて、また一つ、唯一無二の思い出となった。

 

5月31日 オーラス

オーラスでは特別パフォーマンスが二つもあって、一つは後日、You Tubeにアップされた「アイドル」の歌ってみた動画の収録。

 

もう一つが、コーラス隊とのセッションによる「この手とその手」「Peaceful for you」の歌唱で、これは至福の一言。「この手とその手」は音源のコーラスもすてきだが、そこで歌ってくれるのは響き方がぜんぜん違う。

そして、コーラスの方たちがステージに居るまま始まった「Peaceful for you」の前奏。この曲は「We Are The World」のように、沢山の人たちと歌っている光景を思い浮かべていたので、一緒に歌ってくれるのだと思ったら、始まる前から感動してしまった。ブラックミュージックっぽさも感じているので、5月29日のMCで縦ノリでもやってみたいと言っていたけれども、すごく似合うと思う。

 

CHECK MATEライブに思うこと

手越君のライブは聴衆と一体になる多幸感あふれる場所だと思う。最近、いくつかの他のアーティストのライブに参加して、そのどれも、歌声がきれいだったり、演奏がすごい迫力だったり、素晴らしいものだったけれども、「幸せ」という観点から言えば、彼のライブが一番だと思う(あくまで私基準だが)。

 

最終日にはたくさん発表もあって、いつものことだが、終わるけど、始まる。というか、終わりなんてない。ずーっと続いていく。一つひとつのトピックを特別なものにしないで、今の瞬間を最高のものにしようという考え方が、ステージ上のパフォーマンスだけでなく、行動や言葉からも伝わるから、どの日のライブに入っても、どのイベントに参加しても、それがたとえオンラインであったとしても、楽しくて仕方なくて、彼についてきてよかったと感じてしまうのだろう。

 

照明も曲にあわせて手越君をすごく引き立てるし(照明に関しては今回、すべて1階席だったので、2階からも見てみたかったという贅沢な不満)、バンドの皆さんも1曲1曲だけでなく、ライブ全体を盛り上げるようなパフォーマンスだったし、手越君が全体を俯瞰しながら、スタッフさんとの信頼関係の中で出来上がったライブだと思う。

 

どうしてもこれまでの歩みを重ねてしまうから、他のアーティストと同じ目線では見られないけれども、ここまでずっと私たちと一緒に歩んできてくれたこと、ファンを楽しませることをいつも考えてくれること、そのために工夫したり努力してくれていることを、目で、耳で、体で実感できるライブだから、最高に幸せな気持ちになれるのだと思う。

 

 

てごにゃん、ルーク、ちぃたん☆と一緒に写真を撮ってもらえたのも、可愛いもの大好きな私には最高の思い出。