絆ツアー

2023年2月 1日 Zepp YOKOHAMA

2023年2月28日 Zepp HANEDA

2023年2月29日 Zepp HANEDA

 

今回は初日とラスト2日に参加。

28日と29日が配信され、アーカイブもすぐに来たので、それをじっくり見てから立派なブログを書こうと思っていたら、かえってプレッシャーになって筆(タイピング?)が全く進まないので、いつものとおり、行って、こんなことを感じたよというのを、記憶が消えないうちに書き留めることにした。

 

2月1日 Zepp YOKOHAMA

ツアーの初日。CDで聞いた曲がどんなふうに披露されるのか、とても楽しみだったが、絆アルバム以外の曲がこれまでとアレンジを変えたりしていて、すごくよかった。むしろ、絆アルバムの曲は今日が初めての観客の前での披露でもあり、初々しさを感じた。これから1か月の間に、どんどん進化するのだろうなと思わせる、そんな印象だった。

今回のライブはグループ時代のソロ曲も何曲かあり(この日はAddict、Lovin’U、I’m coming)、これらの曲を埋もれされることなく、自分だけのファンの前で進化させていくことに、自分の関わってきたものを大切にする手越君らしさがとてもよく出ている。そんな彼だから、一度、関わった人たちが、もう一度、集まってくれたりするんだなあと思う。スペプラ手越でご縁があった方たちとのフェスや、楽曲を提供してくださった今回のアルバムのように。

ソロ曲だけでなく、独立後に発表された曲も、イントロを聞いただけでは何の曲か分からないほどにアレンジを変えてきたものがあって、特に印象深かったのはHOTEL。他の曲たちも、ライブごとに新しい命を吹き込まれて、観客は常に新鮮な歌を聞かせてもらえて、だから、彼のライブはやめられない。

 

2月28日 Zepp HANEDA

今回はたった1か月の間に5か所、10公演というハードスケジュール。3月で辞める自分自身の仕事のこともあって遠征はあきらめたので、最初と最後だけ参加という形になったのだが、かえって、間があいたことで、この日は絆アルバムの曲たちの進化に本当に驚いた。手越君の歌い方だけでなく、ファンのノリもとてもよくて、この1か月でファンの側も成長したのではないかと思う。いや、手越君が成長させたのか? とにかく、これから何があっても、このファンがいれば大丈夫だという、妙な確信をライブ中に得た。

 

そして、今回のライブはセトリを1日目と2日目で変えるという、たくさんの歌を歌いたくて仕方がない手越君なのだが、ツアー途中で1日目と2日目が入れ替わったので、私にとっては絆アルバム以外の曲を聴くのは初めて。

1日目と2日目を入れ替えた理由について、3月3日のT-Timeで本人が語ったところによると、今回のツアーの途中で事務所時代の曲も配信のアーカイブや円盤に残せることになり、最終日が円盤になるので、そこに入る曲を考えて入れ替えたそうだ。Lovin’U(実はグループ時代から好きな曲)が円盤で見られるのは嬉しいが、DoLLsが残らないのは残念な気もする。

 

というわけで、絆アルバムの曲がすばらしかったのはもちろんなのだが、私的に1回しか聴けなかった曲たちの中では特に、ウッドベースが入ったVenus Symphony とDoLLsが最高に好き。前者はウッドベースとギターだけ。後者はドラムとキーボートも入ったが、ウッドベースの低く響くリズムにジャジーなアレンジで、大人のしっとり感。特にDoLLsは内容的にも攻めるように歌われることが多かったけど、今回のアレンジだと、より、心の内が見えるような感じだった。もう、声を大きくして言わなくても、分かってもらえるよねというメッセージのようにも思えた。

DoLLsのあと、MCに入ったのだが、すごく、しっとりと歌い終わったのに、ライトが点く前からイェイ、イェイ、イェーイと楽しそうに話し始めて、そのギャップにちょっと笑ってしまったのはごめんなさい。だって、急に子供になったみたいで、かわいかったんだもの。)

 

ライブの内容とは離れるが、この日、ALVARKのルークが遊びに来てくれて、またまた、一緒に写真を撮ってもらえた。かわいい~。 そして、ざきのすけ。さんとLEADさんからもお花が来ていて、LEADさんはライブも見てくださって、好きなものがぎゅうぎゅう詰め。

 

2月29日 Zepp HANEDA

ツアー最終日。この日の目玉はYou Tubeに上げるために一発撮りしたBling Ban Ban Bornと言ったら怒られるだろうか。

MCに入ってすぐ、また撮りたいから協力して、と言われて聞いた曲名は知らなかったけれども、サビまで来たら、TikTokでよく、ちいかわが踊ってるやつだぁと、テンション上がった。原曲をちゃんと聞いたことはなかったけれども、すごい早口の歌詞。でも、ちゃんと聞こえるのはさすが手越君。Blingの「リ」の巻き舌が印象的。「L 」だけどね(ご本人様の歌唱を後に見たら、やはり巻き舌だった)。

 

初日に入っているからセトリは知っているはずなのに、1か月も前のことなんて覚えているわけもなく、最終日だし、思い切り声も出し、腕も上げて楽しんだせいか、終演後、力尽きて椅子に落ちるように座ってしまった。終わってしまったという喪失感か。

いやいや、実はこの日、席が一番前だった。B列とチケットには表示されていたので2列目かと思っていたら、A列はなかった。端から4番目だけど、始まる前から緊張して、手越君が出てきたら、初めて、人の頭越しでなく歌う姿が見えて、1曲目なんて視覚情報が多すぎて、曲が聞こえてなかったと思う。端席だけどモニターボックスの間から足元まで見えて、足の動きがかっこいい~💖とか、左側だったので、タトゥーが入っている二の腕がきれいだあ💖とか、曲間で浮かべる幸せそうな表情に、私も幸せだあ💖とか、とにかく感情が忙しかった。あのビジュアルは罪……BBBBを歌う前、「ちょっと隅で整えるね」とこちら側に来て、「この辺、見えなくてごめんね」と身を乗り出すようにして言ってくれて、倒れそうになった……いいんです、見えなくても。すぐ、そこにいてくれるだけで。

普段だと、よく見えない時は目をつむって聞いてたりするのに、今日は、もしかして彼からも見えてるよねと、腕もペンラもぶんぶん回して、声も届くかもしれないと大声を出したので、そりゃ、疲れるよね。

 

最後に

このライブに至るまでに、たくさん彼の歌に触れたおかげか、ソロライブを始めた当初は、こんなに表現力があるのかと驚いたり(うまいのは知っていたけど、普通にうまいだけだと思っていた)、やっと、ここまで来たんだなあと感傷的になったりしていたが、いまや、彼の歌がうまいということは私の中ではもう当たり前で、感動するポイントが、うまいなあではなく、こんな歌い方もいいなあと、歌、そのものになってきて、体中で受け止めて、リズムに乗って体を揺らして、声を出して、一緒に楽しむ。そんなふうに自分も変わってきた。ソロとして楽曲を発表してから3年弱。長かったのか、短かったのか…とにかく、彼の歌への満足感でいっぱい。いろいろな歌があって、いろいろな歌い方があって、いろいろな見せ方があって、ずーっとキラキラしていて、それは声のせいなのか、見た目のせいなのか、発光してるのか、とにかく、退屈する場面が1秒もない。

ここまで書いてきて、絆アルバムの曲に一言も触れていないことに気付いたが、私は彼のどの歌も、同じレベルでしか好きになれない。だから正直に、印象に残ったことだけを書き記した。絆の曲たちがこれからどんなふうに成長していくのか、興味津々だ。

今年はまだ始まったばかり。5月のシンフォニックも発表され、どんな花を見せてくれるのだろうかと、楽しみで仕方ない。

私も…居場所ならもう見つけているんだ…

 

画像

 

 

LEAD Winter Live~Snow Magic 2024

 2024年2月24日 duo MUSIX EXCHANGE(渋谷)

 

昨年11月に行ったLEADのライブがとても楽しかったのでローチケの一般枠でチケットを購入。

オールスタンディングではあったが、ざきのすけ。さんのライブでスタンディングでも楽しめたので大丈夫だろうと軽く考えていたが、今回の会場は広くて、しかも2本の柱がどーんと立っているという、多分、満杯に入ることを想定していない会場であった。LEADさんの人気には、さすがに小さすぎたかなという感じ。ファンクラブに入っているわけでもないので、整理番号はほぼ、最後のほう。入場したときには後ろの壁際しかスペースはなくて、3人がそろった姿も、ダンスも、ほぼ見えなかった。バンドだったのだが、ドラマーの姿は全く拝むことができなかった。最後のあいさつで前に出て来たときも、柱に阻まれたw

 

というわけで、視覚的にはあまり楽しめなかったのだが、バンドの生演奏だったせいか、歌が生き生きしていた。そして見えない分、歌に集中することができたかもしれない。前回はダンスを見るのに全精力を使ってしまったので、踊らない歌しかちゃんと聞けなかったように思うから、見えないのもまた良かったのかもしれない。

 

こんなことを書いたらファンの方には申し訳ないのかもしれないけど、LEADのライブは、見て聞いて、それが当たり前にそこにあってくれるような安心感がもらえる。歓喜して上気するというよりは、あぁ、いいなあという「ほっこり感」。MCも、輝さんの言い間違いに突っ込んだりはしても誰かを落とすようなことはなくて、最後はちゃんと収まって次の曲へとつながっていく。そこには、ファンの方たちとの信頼感が新参者の私にも感じられて、20年以上の年月が醸成した空気が心地良いのかもしれない。

 

いまだに曲名が覚えられないので、どの曲がという感想は言えないのだが、しっとりと歌う曲もハーモニーがとてもきれいだったし、3人の声や歌い方の特徴が生きていて、ただ3人で歌っているのではなくて、3人だからこういう歌になるという自然さがある。とにかく、無理がない。音が鳴ったから歌ったら、リズムがあるから踊ったら、こんな感じというのが、3人できれいに重なり合うというイメージだろうか。

 

でも、やっぱり、私は彼らのダンスがいいなあと思っているので、次はちゃんと見える場所で参加できたらと思う。

 

 

 

 

 

 

 

Billy Joel

2024年1月24日(水) 東京ドーム

 

16年ぶりの来日だそうだ。多分、過去に2回、彼のライブに行っているのだが、私が行ったのは30年以上も前であり、記憶は薄い。ただ、Big Shotでピアノの上に寝そべって歌う姿を見て、音楽ってあんなふうに自由に表現していいんだと、その当時、まだ、真面目であることが価値観の主体だった自分が、驚きながらも、音楽は楽しむものなのだという感覚を初めて得たことは鮮明に覚えている。

 

1990年代後半から彼が活動を縮小したことと、私が子育て期間中にほとんど音楽を聴かなかったこともあり、まるで30年の時間が一気に飛んだかのように、ライブの第一声から青春が蘇った。

 

見た目はおじいちゃんになったけど、声はすごい。圧というか、パワーがびんびんと伝わってくる。High noteが出ないよみたいなジョークも言っていたけど、いやいや、十分に出てました。むしろ年齢を重ねたことで低音がとても厚みを増して、音の幅が気持ちよく広がっているように感じた。

スクリーンも演奏するビリーだけでなく、曲を象徴するような映像のほかに、まだ、くるくる髪の若いビリーもいて、目も楽しめた。バンドのメンバーもギター、ドラムの他にホーンセクションも入っていて彩り豊か。それにしても、直前まで楽器を演奏していた女性が前に出てきて歌いだしたときには驚いた。ビリーのバンドに入るほどの人は何でもできるんだと感心していたら、その後の曲で、今度は別の男性(多分、ギター)がイタリア歌曲を歌いだして、どちらも、ビリー以外の人の歌なんて聞きたくないなどと思わせない美しさ。というより、ビリーの歌以外にも、こんな素敵なものを聞かせてもらえるのかという贅沢感。それぞれの楽器のソロの見せ場もたっぷりあって、すごいエンタメであった。当たり前だけど、すごい。

曲については、イントロなどを変えているものもあり、途中まで聞いてから、この曲かぁと思うものや、初めて聞くものもあったし(忘れているだけかもしれない)、もちろん、当時から今まで、ずっと聞いてきた曲もたくさんあった。

 

Billy Joelと言えば、出会いはストレンジャー。高校生のころ、学校から帰ってきて(あの頃はまだ土曜日は授業があって、半ドンだった)、ラジオで聞いていたAmerican Top 40で、口笛から始まる斬新な曲に惹きつけられ、レコードを買い、ウォークマン(カセットテープ)に入れてずっと聞いていた。そんな懐かしい曲たちも含めて、相変わらず音楽を楽しそうに奏でるビリーの歌は、これからも共にあるものだなあと思った。

Billy Joelは私よりちょうど10歳上。だから今年、75歳になる。今年の7月でライブに一区切りするとか。その最後のワールドツアーで日本にも来てくれたことに感謝だ。私自身、なんとなく、75歳までが活動期で、あとはおまけで生きていこうと思っているので、ビリーが75歳で区切りを付けることに、何かを示唆されているような気がして、これからの10年をどう生きるのか、今一度、考えようとも思わされた。あんなにパワフルには歌えないけど、彼の歌う姿を胸に刻んで、楽しく生きていきたい。

 

 

下のソニーミュージック公式のライブレポートが、詳しく書いてあってとても参考になる

www.sonymusic.co.jp

 

 

<おまけ>

・ 席

3階の上から4列目の天井席だったが、ステージのド正面。豆粒ほどではあったけれども、全く見切れることもなく、快適だった。(ただ、ちょっと寒かった)

 

・ グッズ

行きの電車で何を買おうか見ていたけど、早々に売り切れ。2時間ほど前に着いたのだが、パンフレットとスノードームしかなかった。で、高いけど、飾りたいなと思って、大枚をはたいて買ったスノードーム。ライブの翌々日、ブログも書くし、写真を載せようと思っての撮影中…落として割ってしまった(´;ω;`)ウッ…

ドームは割れてしまったけど、中は良く見えます↓

 

 

Bリーグ アルバルク東京vs川崎ブレイブサンダース

2023.1.7(土) 代々木第一体育館

 

 

スポーツに全く興味がない私がバスケの試合を見に行くなんて……自分で驚いている。

 

手越君がバスケットボールの試合のハーフタイムで歌うのは、この日が2回目。昨年もお呼ばれしたのだが、その時にはバスケットなんて興味がないし、ハーフタイムでちょっと歌うのなんて見なくていいやと、全く関心がなかった。当日の試合は配信もされたのだが、ハーフタイムで歌うところを誰かが切り取ってくれたものを見るだけで満足していた。

でも、その後、アルバルクのキャラクター、ルークが、手越君のMUSIC CONNECTのライブのZepp羽田(2023年4月12日)とZepp横浜(2023年5月29日)に来てくれて、幸運にも一緒に写真を撮ってもらうことができて、そのときのルークのあまりのかわいさに、がっつり心を捕らわれた。

その後、てごにゃんがルークの誕生日のお祝いにアルバルクにお呼ばれして、そのときに今回の手越君のハーフタイムショーへの出演が発表された。かわいくてもふもふしているものが大好きな私にとって、着ぐるみ同士に仲良くされたらその世界に行きたくなってしまうし、ルークはダッフィーを超える存在になりつつあったのだ…

2023年12月の後半、気分が落ち気味で手越君への思いも少し弱くなっていた時に(バースデーライブの落選が尾を引いていた)、スラムダンクを熱く語る娘に、バスケの試合の合間で歌うらしいよと何となく言ったら、「バスケ、きっと面白いよ。手越が来るなら行ってみれば!」などと言うものだからチケットを見に行ったら、なんと自由席は2500円、安い!しかもローソンで買える!というわけで、安いし、つまらなかったら途中で帰ってきてもいいよねなどという不謹慎な思いでチケットを購入した。

 

 

当日、いざ、中へ入ってみると、そこは想像していた殺風景な体育館ではなくて、観客席は上のほうまであるし、お店やら何やら楽しそうなものがたくさんあって、お祭りの会場みたいな空間だった。

既に席がたくさん埋まっているほうが見やすいのかなと、そちらのサイドへ。前のほうは結構、埋まっていて、一人だし、途中で帰るかもしれないからと、後ろのほうの端の席を確保。コートを置いて下の階へ行き、フォロワーさんとお会いして、そこがツーショット写真会の会場だということで、待つこと15分…

 

手越君がやってきた!

人の頭の間からしか見えなかったけれども、ステージの上以外の場所にいる彼を見るのは初めて。いつもより華奢でかわいく見えた。ステージの上だと、すごく大きく見えるんだなあ。

 

写真会が終わって食べ物とグッズを買って席に戻ったら、ぽすくまくんとルークがコートで踊っていて、可愛さMAX。うきうきしてたら手越君が次に出てきて、買ってきたまい泉カツサンドを食べる暇もない。

手越君が引っ込んだら選手がいっぱいコートに出てきて、サンドイッチを食べ終わる頃には試合が始まった。そこからは怒涛の展開…というのが、初めて試合を見た感想。すごい勢いで人もボールも動いて、ゴールにはどんどんボールが入って、客席の応援も場面、場面に合わせてずーっと続くし、暇な時間がない。後半になる頃には見るのにもだいぶ慣れて、選手の名前も少しだけど分かってきて、回りに合わせて手を叩いたり声を出したり、まさにライブだった。最初、負けていたアルバルクが途中から巻き返して、最後は99-76で勝利。

 

 

さて、肝心のハーフタイムショー。もう、手越君の歌に関しては、安心感しかない。アウェイ(かなり歓迎されていたから、音楽の場ではないという意味で)で彼の歌を聴くのは初めてだけど、1万人近くの観客の前でも、いつものように丁寧に、でもパワフルに、「アダルトブルー」と「OVER YOU」を歌ってくれた。もちろん席を立つ人もいたけれど、思ってたよりも皆さん、聞いてくれていたし、「OVER YOU」を聞きながら、手越君はこんなふうにいろいろな人の前で歌いたかったんだよなあ、それを叶えてくれたアルバルク東京の運営の方には感謝だなあなどと、胸がいっぱいになった。

彼がソロになってから、初めて歌を生で聞いたのは2021年9月の黒フェス。あのときはどんなふうに歌うのか、すごく身構えてしまったのが懐かしい。たった2年ほどで、ここまで余裕を持って観客へ歌を届けられるようになったことも、すごいと思う。あの時はまだ私の側にも、手越君てどういうふうに歌うの?と少し不安もあったのに、代々木第一体育館で歌う彼には、そんなものは微塵も感じられなかった。

そして、この日はルークもコートに出てきて、ペンライト持って手越君の周りをぴょんぴょんしながら動いていて、それはそれはかわいくて、手越君より見てた時間が長いかも…ごめん(笑)

 

 

今回はアルバカーズの方が手越君への感謝を込めたポスターを特別に作って、しかもそれを無料で配布してくださったり、とても気持ちの良い時間を過ごすことができた。会場をあとにするときには心が躍るようで、悩みなんて全部、吹き飛んでいた。そして、娘に勧められて予習として読んだ『SLAMDUNK』も、雰囲気をつかむのに役立った。何となくではあるが、コート下の攻防戦みたいなのも理解できたし、漫画だと一人ずつに焦点が当たるけど、全体だとこんな感じかぁなどと、素人でも楽しめたのは桜木君のおかげ。(これを書いている時点でまだ11巻)

とにかく、プロのバスケの試合はすごかった。運営さんも、時間も空間も、1秒も1ミリも無駄にせずに観客を楽しませようとしている感じがした。時間で言えば、試合前にもハーフタイムにもショーがあるし、タイムのときにもチアガールがかっこいいダンスを見せてくれるし、炎の演出まであるし、試合中には会場にリズムが流れてずっと観客が声援を送っていて、ぼんやりしている時間なんてない。空間で言えば、食べ物だけでなく、子供が楽しめるコーナーやキッチンカーもあって、何もない場所がないくらいの盛り込みようだった。それに選手の皆さんもとても爽やかで、大昔に見た海外のバスケ選手の巨大さに何となく怖さを感じていたのだが、それが偏見だったことも分かった。そして、スポーツはストイックに頑張るのを見せるが本来の姿とばかり思っていたけれども、観客を楽しませることもできるのだということも、この歳にしてようやく理解できた。

ほかのチームはどうなんだろうと興味も出たし、バスケはテンポが速くて飽きがこなくて、せっかちな私には向いているような気ががするので、機会があれば他の試合も見てみたい。W杯があったことすら知らなかった私に、新しい楽しい世界を見せてくれてありがとう。そして、きっかけをくれた手越君とルークも、ありがとう…ルークに勝てる子はいるかな。

 

アルバカーズの方が作って無料配布してくださったポスター

 

 

かつしかトリオ

2023年12月14日 billboard LIVE YOKOHAMA

 

 

2023年9月、地元の広報誌でたまたま、神保彰さんのライブのお知らせを見つけて行ったのがきっかけで、YouTubeを通じて彼の今の活動を知り、カシオペアの元メンバー3人で結成されたかつしかトリオのライブの開催も知っていたのに、発売日を失念してソールドアウト。

でも、これもまた神保さんのYouTubeビルボードでのライブを知り、地元だし、行ってみようと、またまた発売日からは遅れたものの、幸いにもチケットを取ることができた。

 

 

初めての会場だし、おしゃれそうだし、一人だし、大丈夫かなと思ったが、行って本当によかった。馬車道の駅からは直結で、しかも桜木町にも近いということを、行ってみて初めて知った…。

席は1階のステージに向かって右側の壁際の端っこの席だったので、一人でも全く気にならない。段差もあったので、ステージ全体がよく見えた。とういうか、ステージが近い!

 

 

ライブは、まさに音の海の中を漂っているような気持ち良さ。カシオペアは今も、大昔に買ったアルバムをウオークマンで聞いたりはしていたけれども、生で聞くのは初めて。音の波が押し寄せるような感覚はライブでだからこそ、味わえるものだろう。

そして、周りの観客の皆さんのノリに乗っかって、体を揺らしたり、手を上げたり、声を出したり、とても楽しかった。

歌、という言葉がなくても、あんなにも伝わってくるんだなあ。音楽って不思議だ。そして、リズムが私の体を自然に揺らす。音楽の専門家だったら、こういうリズムだからと説明できるのだろうけど、彼らは私の脳が気持ちよく感じる絶妙のリズムを奏でてくれるのだと思う。乗りやすいリズムとそうでないリズムがあって、きっとこれは人それぞれのもので、だからこの世の中には、いろいろな音楽が存在するのだろうな。

もちろん、技術的にものすごい方たちで、その上、積み重ねた経験もあって、多分、こういったジャンルでは最高峰のものであるのは間違いなく、だからこそ、最高のリラックス空間だった。気負いなく演奏者自身も楽しんでいるのがこちらにも伝わってきて、初めてでも変に緊張することもなく、幸福感を味わえたのだと思う。

 

飲み物や食べ物は、よく分からない私に会場の方が丁寧に説明してくれたのだが、時間が押していたこともあって慌てて注文してしまい、多すぎたのはちょっと失敗。次にこの会場に来るときはもっと慣れた人になって、おしゃれに注文しよう。でも、イタリアの洋ナシのジュース、美味しかった。(上の写真)

 

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音に乗った言葉を聞き取るのが苦手な私は、高校生の頃、洋楽に出会って、いっそ言葉ないほうが気楽と、よく聞いていたのだが、その後、フュージョンとかインストゥルメンタルが出てきて、これこそ私にぴったりと、カシオペアやザ・スクェアを繰り返し聞いていた。でも、その頃はSNSもなく、周りにそのジャンルの音楽を聞く友達もいなかったので、部屋で、あるいはイヤホンをして一人で聞く以外の楽しみ方を知らなかった。

だから今、一人でライブに行けるようになって、幸せだ。このことだけは、コロナに感謝だ。

 

 

ざきのすけ。 1st One Man Live Tour-NIGHT CRAWLER

2023年12月2日 TOKIO TOKYO(渋谷)

 

 

LEADさんに引き続き、スペースシャワーTVの番組『スペプラ手越』で出会ったざきのすけ。さんのワンマンライブ。

 

~2ペプラ手越FESでの衝撃~

番組で流れた歌が気になって、YouTubeで楽曲を聞いてみて、いいなと思って時々、聞くくらいだったのが、FESのオープニングアクトとして歌ったその歌声に圧倒された。歌声だけでなく、彼の作る音楽のリズム感がとにかく心地良くて、休憩時間に物販にいらっしゃるというので、その気持ちをどうしても伝えたいと思い、手越君のあいさつ終了とともにロビーに走った。ご挨拶をさせていただき、購入したCDにサインをしてもらい、写真まで一緒に取ってもらって、そのときにワンマンライブのお知らせをいただいた。12月2日、ちょっと迷った。その日はもともと予定があったから。でも、本当に行ってよかった。すばらしい一夜を過ごすことができた。

 

~ライブ~

とにかく、声がいい。2ペプラの時は音響の調整にん?となる場面もあったが、今日は最初から最後まで、心地良いままだった。そして、改めて、いろいろな歌い方をする方なんだと思った。ソロライブ、しかも自分で楽曲を作る方だと、どうしても似たような感じの曲が多くなって途中で飽きてしまうことがあるのだが、今度はこんな感じか!と、さまざまな、彼の歌声を楽しむことができた。

ラップはもともとジャンルとして苦手なので、彼のもあまり聞いてこなかったのだが、ライブで聞くと説得力がある。ロックっぽいのもあり、ポップスのようなのもあり、弾き語りもあり、一晩でどれだけのジャンルの歌を聴けたのだろうという感じだ。

歌声も、柔らかさが前面に面に出る曲もあれば、シャウトするような曲もあるし、切なさがにじみ出る曲もあり、すごいと思った。

それと、音楽的に何というのか分からないけど、FESのときにも感じたノリの良さ。リズムの作り方にもいろいろあるのだろうか。私にぴったり合って、とにかく気持ちいい。自然に体が揺れてしまう。

 

~会場~

渋谷宇田川町にある、本格的なライブハウス。ライブハウスと言えば、数年前にイベントで入ったことがあるだけで、本格的なライブを聞くのは初めて。でも、会場にきていた他のファンの皆さんもただただ素直に彼の歌を楽しんでいる様子で、ライブハウスでのライブ初体験の私でも自然に溶け込むことができた。悔やむのは、荷物をロッカーに預けなかったこと。飲み物も持っていたので、だいぶ邪魔だったw。

飲み物はカシスオレンジ。ざきのすけ。さんの曲に掛けてみたけど、美味しかった。お酒の力もあって、より楽しめたかも。

そして、こんなところでも手越君に感謝してしまうのは、彼がライブを自由に楽しむことを教えてくれたので、手を上げたり、体を揺らしたり、周りを気にせずに自分なりに楽しむことができたこと。

 

~夜の話~

MCで、学生時代は昼より夜のほうがほっとしたというような話を聞いて、世代を超えて共感した。きっと私も高校生ぐらいのとき、周りに合わせなければと無理をしていたんだと思う。土曜の午後、一人で寄り道をしてほっとしたのを思い出した。

 

~雑記~

ライブ直後は、思い出がなくなってしまうような気がして、YouTubeやCDを聞くことができなかった。そのぐらい、ライブでの彼の声は気持ちよかった。多分、これまで聞いてきたアーティストの中で、トップクラスで好きだと思う。

そして人柄も、安心して横にいられるような感じだ。歌以外の動画はほとんど見ていなかったので、もっと歌だけを突き詰めた気取った方なのかなと思っていたのだが、来場者への声掛けも暖かく、先ほどの夜の話のあと、”でも、最近は明るい曲が多いですよね”と仰っていて、それがファンとの出会いによるものだというお話に、私がここにいる意味を付けてもらったような気がしたし、アーティストは一人で完成するものではなくて、ファンが一緒に作っていく部分もあるんだなと、彼の1stライブに参加できたことにちょっと運命的なものを感じた。

こんな軽いファンなのに、あの場に居られたこと、そして心地の良い歌声に出会えたことに感謝して、これからも応援していきたいと思う。

 

Lead_Upturn2023

2023年11月26日(日)日本青年館ホール

 

Leadさんを知ったきっかけはスペプラ手越。

彼らのパフォーマンスに目が釘付けになり、タワーレコード渋谷店で新曲のリリースイベントに参加。その後、2ぺプラ手越FESのゲストで来てくれたステージを見て、これはもっと見たいと、休憩時間にチケットを申し込んでこの日に至る。

 

さて、本題のライブ。申し込みが遅かったのが功を奏して、席が2階の通路前のだいぶ端だったおかげで、斜め上からステージ全体が見渡せ、ダンサーさんも含めたフォーメーションもすべて見ることができた。その全体がとてもきれいで、しばしば、ペンライトを胸に抱いて見入ってしまった。一番、印象に残っているのは旗を振る曲。ステージもサーカスをイメージしたような演出だったけれど、フェスティバルという感じで盛り上がる。

彼らのダンスは目心地が良い。リズムに乗って時に流麗に、時にパワフルに踊り、歌唱もダンスを邪魔せず、ダンスも歌唱を邪魔しないという、絶妙なバランス。この歌にはこのダンスという、そういう自然さが心地良さの理由かと思う。今回はダンサーとしてアクロバット新体操のグループが入っていて、新体操のアニメ『バクテン!!』を髣髴とさせる動きもあり、かっこよかった。

そして、歌が普通にうまい。3人とも声が良いし、20年以上もやってきているから、お互いに阿吽の呼吸なのかもしれないが、歌割もハモリも耳心地がよい。踊らずに歌だけの曲もあったが、3人それぞれの味が出ていて、これまた良かった。因みに、私の「普通」は誉め言葉。つまり、思い描いていたものが裏切られなかった、欲していたものを受け取れたという、感謝も含めた言葉である。

MCも3人3様の個性が出ていて楽しい。決して相手を落とすことなく、でも、突っ込むところは突っ込んで、Leadersさんたちとのやり取りも、とても居心地がよかった。今日は仲の良いご家族の団欒にお邪魔させてもらったような感覚だったが、楽しかったので、またお呼ばれされたいと思う。

 

タワレコでのイベント、そして今日のライブでお世話になったLeadersさま、ありがとうございました。

 

 

 

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ずっと、ダンスしながら歌うグループに興味がなかった。

踊りながら歌うといえば、私の年代ではジャニーズだった。でも実は、彼らのダンスをかっこいいと思ったことがない。日本的というか、マイケル・ジャクソンなどを見てしまうと物足りなかった。みんなで合わせるというのも、韓国のボーイズグループのパフォーマンスなどを見ると、そろっているのは当たり前で、それ以上にグループで踊るからこそのパワーがあるけれども、かつてのJのグループにはそれか感じられなかった(今は変わってきてるかもしれない)。そして歌も、何人もで歌ってるのに音が単調。そんな先入観のまま、J以外で歌って踊るグループが出てきても興味が湧かなかったし、子育て期間中は外に目が向きにくかったこともある。

 

だから、スペプラ手越での彼らのパフォーマンスは、目から鱗が落ちたみたいだった。こんなグループがいたのか! なんで知らなかったんだと…

その後、彼らの20年の歩みをDVDで見たりして、10年目くらいから変わってきたのかなと思う。自分たちが見せたいものと、見る側が喜ぶもの。そのバランスを取るようになってきたのかなと。

そして何より、音楽で表現することが楽しくて仕方ないというのがあふれ出ている。それはきっと、歴史や経験や年齢が合わさって出てきているものなのだろう。また、パフォーマンスや会話から垣間見える3人の関係性もとても良さそうで、3人で一まとめではなく、グループでありながら個が際立っているのも素敵だ。

彼らが今、20代前半だったら、ここまで興味を持たなかったかもしれない。20年以上の実績に裏付けられた実力と余裕、そして関係性が、彼らの姿を揺るぎないものにして、私に安心感をくれる気がする。

まだまだ、Leadersにもなり切れない自分だが、彼らの柔らかな笑顔と美しいパフォーマンスを、これからも近くに置いておきたいと思う。