Bリーグ アルバルク東京vs川崎ブレイブサンダース

2023.1.7(土) 代々木第一体育館

 

 

スポーツに全く興味がない私がバスケの試合を見に行くなんて……自分で驚いている。

 

手越君がバスケットボールの試合のハーフタイムで歌うのは、この日が2回目。昨年もお呼ばれしたのだが、その時にはバスケットなんて興味がないし、ハーフタイムでちょっと歌うのなんて見なくていいやと、全く関心がなかった。当日の試合は配信もされたのだが、ハーフタイムで歌うところを誰かが切り取ってくれたものを見るだけで満足していた。

でも、その後、アルバルクのキャラクター、ルークが、手越君のMUSIC CONNECTのライブのZepp羽田(2023年4月12日)とZepp横浜(2023年5月29日)に来てくれて、幸運にも一緒に写真を撮ってもらうことができて、そのときのルークのあまりのかわいさに、がっつり心を捕らわれた。

その後、てごにゃんがルークの誕生日のお祝いにアルバルクにお呼ばれして、そのときに今回の手越君のハーフタイムショーへの出演が発表された。かわいくてもふもふしているものが大好きな私にとって、着ぐるみ同士に仲良くされたらその世界に行きたくなってしまうし、ルークはダッフィーを超える存在になりつつあったのだ…

2023年12月の後半、気分が落ち気味で手越君への思いも少し弱くなっていた時に(バースデーライブの落選が尾を引いていた)、スラムダンクを熱く語る娘に、バスケの試合の合間で歌うらしいよと何となく言ったら、「バスケ、きっと面白いよ。手越が来るなら行ってみれば!」などと言うものだからチケットを見に行ったら、なんと自由席は2500円、安い!しかもローソンで買える!というわけで、安いし、つまらなかったら途中で帰ってきてもいいよねなどという不謹慎な思いでチケットを購入した。

 

 

当日、いざ、中へ入ってみると、そこは想像していた殺風景な体育館ではなくて、観客席は上のほうまであるし、お店やら何やら楽しそうなものがたくさんあって、お祭りの会場みたいな空間だった。

既に席がたくさん埋まっているほうが見やすいのかなと、そちらのサイドへ。前のほうは結構、埋まっていて、一人だし、途中で帰るかもしれないからと、後ろのほうの端の席を確保。コートを置いて下の階へ行き、フォロワーさんとお会いして、そこがツーショット写真会の会場だということで、待つこと15分…

 

手越君がやってきた!

人の頭の間からしか見えなかったけれども、ステージの上以外の場所にいる彼を見るのは初めて。いつもより華奢でかわいく見えた。ステージの上だと、すごく大きく見えるんだなあ。

 

写真会が終わって食べ物とグッズを買って席に戻ったら、ぽすくまくんとルークがコートで踊っていて、可愛さMAX。うきうきしてたら手越君が次に出てきて、買ってきたまい泉カツサンドを食べる暇もない。

手越君が引っ込んだら選手がいっぱいコートに出てきて、サンドイッチを食べ終わる頃には試合が始まった。そこからは怒涛の展開…というのが、初めて試合を見た感想。すごい勢いで人もボールも動いて、ゴールにはどんどんボールが入って、客席の応援も場面、場面に合わせてずーっと続くし、暇な時間がない。後半になる頃には見るのにもだいぶ慣れて、選手の名前も少しだけど分かってきて、回りに合わせて手を叩いたり声を出したり、まさにライブだった。最初、負けていたアルバルクが途中から巻き返して、最後は99-76で勝利。

 

 

さて、肝心のハーフタイムショー。もう、手越君の歌に関しては、安心感しかない。アウェイ(かなり歓迎されていたから、音楽の場ではないという意味で)で彼の歌を聴くのは初めてだけど、1万人近くの観客の前でも、いつものように丁寧に、でもパワフルに、「アダルトブルー」と「OVER YOU」を歌ってくれた。もちろん席を立つ人もいたけれど、思ってたよりも皆さん、聞いてくれていたし、「OVER YOU」を聞きながら、手越君はこんなふうにいろいろな人の前で歌いたかったんだよなあ、それを叶えてくれたアルバルク東京の運営の方には感謝だなあなどと、胸がいっぱいになった。

彼がソロになってから、初めて歌を生で聞いたのは2021年9月の黒フェス。あのときはどんなふうに歌うのか、すごく身構えてしまったのが懐かしい。たった2年ほどで、ここまで余裕を持って観客へ歌を届けられるようになったことも、すごいと思う。あの時はまだ私の側にも、手越君てどういうふうに歌うの?と少し不安もあったのに、代々木第一体育館で歌う彼には、そんなものは微塵も感じられなかった。

そして、この日はルークもコートに出てきて、ペンライト持って手越君の周りをぴょんぴょんしながら動いていて、それはそれはかわいくて、手越君より見てた時間が長いかも…ごめん(笑)

 

 

今回はアルバカーズの方が手越君への感謝を込めたポスターを特別に作って、しかもそれを無料で配布してくださったり、とても気持ちの良い時間を過ごすことができた。会場をあとにするときには心が躍るようで、悩みなんて全部、吹き飛んでいた。そして、娘に勧められて予習として読んだ『SLAMDUNK』も、雰囲気をつかむのに役立った。何となくではあるが、コート下の攻防戦みたいなのも理解できたし、漫画だと一人ずつに焦点が当たるけど、全体だとこんな感じかぁなどと、素人でも楽しめたのは桜木君のおかげ。(これを書いている時点でまだ11巻)

とにかく、プロのバスケの試合はすごかった。運営さんも、時間も空間も、1秒も1ミリも無駄にせずに観客を楽しませようとしている感じがした。時間で言えば、試合前にもハーフタイムにもショーがあるし、タイムのときにもチアガールがかっこいいダンスを見せてくれるし、炎の演出まであるし、試合中には会場にリズムが流れてずっと観客が声援を送っていて、ぼんやりしている時間なんてない。空間で言えば、食べ物だけでなく、子供が楽しめるコーナーやキッチンカーもあって、何もない場所がないくらいの盛り込みようだった。それに選手の皆さんもとても爽やかで、大昔に見た海外のバスケ選手の巨大さに何となく怖さを感じていたのだが、それが偏見だったことも分かった。そして、スポーツはストイックに頑張るのを見せるが本来の姿とばかり思っていたけれども、観客を楽しませることもできるのだということも、この歳にしてようやく理解できた。

ほかのチームはどうなんだろうと興味も出たし、バスケはテンポが速くて飽きがこなくて、せっかちな私には向いているような気ががするので、機会があれば他の試合も見てみたい。W杯があったことすら知らなかった私に、新しい楽しい世界を見せてくれてありがとう。そして、きっかけをくれた手越君とルークも、ありがとう…ルークに勝てる子はいるかな。

 

アルバカーズの方が作って無料配布してくださったポスター